2008-01-01から1年間の記事一覧
マンダステルマの空に浮かぶ太陽は他と色が違う。
「音楽なんてものは、要は耳馴染みです」 私の大学の後輩である大大根君は言った。 「音楽の話となるとジャンルだ垣根だと人は言い、互いが互いのジャンル垣根をけなし合いますが、あんなもの下らないとしか言い様がない。音楽は個人のものです。その個人の…
世に、満ち足りた人というものは欲求に欠ける所がある。 例えば、毎日三食欠かさず十分に食える人は、食べ物を食べるということを当たり前のように捉える。 すると米を残し、野菜を捨て、水を垂れ流しにし始める。 これが一日に一粒一滴口に入れることもまま…
文章とは鏡である。
昔、世界が百人の村だったら、というような本が出ていた様な記憶がある。 世界何億人だか、日本何億何千だかの人間を、百人の人間に換算した場合、 百人の中に於ける『○○』の割合は何人、というようなことをやり、 何某かの啓蒙を行う本であったように思う。
どうしても長文を書き上げることができない。 そのせいで、文章を完成させないという悪いクセが付きそうだ。 仕方ないので数行書いてそれでできあがりにしてしまおうと思った。 それでも一応、それはできあがりであるのだから、書き上げないよりはずっと良い…
なんか普通のことを書いてもいいんじゃないかな、って思った! ビックリマークとかをメール以外で使うのに抵抗あったけど、ビックリマークも使うよ! !!!!!!!!!!!!!!
俺の身近にあった変化を書いておこうと思う。
表現というものは、表現をしないことによって多くを表現させることも可能なものであるとわたしは考えている。 しかし、表現をしないことで表現するということは、まことに難しいものである。表現しないことによる表現というものは、そもそも表現していないの…
α=75 β=25 γ=0
この家で一番最初に起きるのはわたしである。
今日一日も、俺はなにもせずに過ごしてしまったのである。 何かしたかもしれないが、それは大局的に見ればしなかったのと同じ程度のことなのだ。 考え方を変えてマクロからミクロの視点に移すと、 俺は今日はとっちらかったiPodの音楽フォルダを整頓して鑑賞…
ギタロボ
我が家の母親が消化器販売に引っかかって、新しい消化器を買わされてしまった。いわゆる「消防署の方から来ました(=消防署の方面から来た販売員です)」というので始まる訪問販売で、売られた品物は『最新式ナトリウム消火自爆弾』というものだった。1セッ…
どん どん どん
この前、わたしが教習所から帰ってくる道で起こったことだ。
メルディン・ママンメンは昨年の六月に死亡した。アラドア州の繁華街にあるバーのカウンター席の一番奥で、壮絶な最期を遂げたのだという。享年二七歳。彼の友人知人達は彼を思い出すと『犬鳴き』と呼んで、苦笑いのような困ったような顔をして色々な逸話を…
ずずずず、と音を立ててラーメンを啜ったのが今日の一昨日のこと。 今日の一昨日は、昨日から見て明日の今から遡ること二日前であるので、 要は一昨日のこと。 ラーメンから飛び散った汁が、お膳の上に跳ねてしまった。 それはチキンラーメンの汁だったので…
玄関を開けて外に出ようとすると、いきなり風が吹いてきた。 顔に当たる風はあまりにも冷たい。
恋空やスイーツ共の夢の跡
物語の中心には真ん中がいる。 波瀾万丈である。 天真爛漫である。 いつでも観衆の覗くストーリーは波乱に満ちている。 漫画も小説もアニメもドラマも漫談も、落下と向上と落ちがある。 主人公は透明であれ。 落下するな。上がるな。落ちるな。 物語にアゲイ…
文字は良い。ログを残しておくことができる。 ログを残しておくことのできない会話は、後の資料たり得ず、 整合性妥当性を欠いた発言も、発言のテクニックによって正当となってしまう。 文章はそれを全て解決するものではないが、 残るログを確認し、それに…
この話は、わたしが宿に逗留して一日目のことである。